昔は、お祭りで、虹色をしたハニカムの玩具をよく見かけた。最近では東急ハンズで、色のついたハニカムを素材として売っている。イギリスで無地の真っ白な紙で作ったウエディングベルも見かけた。ほとんどのものが、中国製あるところを見ると、ハニカムの発祥地は中国かもしれない。工学的に優れた特徴を持っているため、ダンボールの箱から、ジャンボジェット機の翼に至るまで、強度が必要な部分の軽量な材料として、各分野で使われている。
5年ほど前に、ハニカムにスリットを入れて加工し、3次元に拡張する方法を考えた。以来これにとりつかれ、いろいろなものを作っては壊し、壊しては作っていた。そのいくつかをご紹介しよう。ハニカムに表情は、3次元に拡張することで、様々に変化するのが面白い。写真に示したものは、すべてこの発想から作られたものだ。その形態が、エレガントで、3次元拡張構造を持っているので、私はこれを3Dimensional
Elegant-Expanded Materialの頭文字を取って3DEMと名付けた。Ebara
Masayoshiの意味もある。
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