よも やまバナシ  JOJO Vol.7
   

7.

ゴルフ用語
   私の「へたな横好き」の代表格であるが、経歴だけは25年はなるかな?、
  プレーも楽しいが、ふと気づいてみるとゴルフ用語の意味と使い方もおもしろい。
    
  通例編>
  a. 金属」なのに「ウッド」と呼ぶ
   クラブヘッド(ボールを打つ部分)が「金属製」のクラブを「アイアン」と呼び、「木製」のクラブを「ウッド」と呼ぶ。 が、ここ20年ぐらい前から、ほとんどの「木製ヘッドが「チタン」などの「金属製」に換わってきているが、それでも現在「ウッド」の名で通っている。
  b. フェアウェイ」より緑色でない「グリーン
   ゴルフ場の多くは、実際は「フェアウェイが「緑色」で、「グリーン」は「黄緑」に見える。ゴルフの発祥地スコットランドなどでパットをする箇所だけ芝生などで手入れしていたためグリ−ン色であって、フェアウェイは雑草を狩りとっだけの広場のようであった。「全英オープンゴルフ大会」などでみると本場では今でも「グリーンは「グリーン」か?

    参;喜瀬CGコース

  c. うしろから2番目なのに「ブービー」と呼ぶ
   競争などで最後尾、1番うしろの人を一般的に「ブービー」を言う。 が、ゴルフ大会などで1番うしろ(成績の1番悪い人)を「ブービーメーカー」として、その前の人(うしろから2番目)を「ブービー賞」として表彰している。
   ゴルフのへたなプレーヤーも楽しく参加できるように最下位を「ブービー賞」として豪華景品が当たるようにコンペを企画していたが、わざと狙う人がいるので、下から2番目にしているのである。
   しからば、”下から2番目であれば「ブービーメーカー賞」と名付けてはどうか”と、提案してもなぜかしら受け入れ拒否。日本では通例か?
  d. 距離表示で「ヤード」と「メートル」を混在使用する
   ティーグラウンドからフェアウェイを通ってグリーンに乗るまでは距離は「ヤード」でプレイする。「ピンまで残り何ヤード」とか、「ピンはグリーンエッジから何ヤード奥」とか、呼ぶが、グリーン上では「何メートルのパット」とか云って、自然に頭を切り換えてプレイしている。 外国ではヤードだけ、メートルだけのコースもあるとか?
       
 

誤用編>

  a. オナー」が「オナー」に誤用
   プレー同伴者の中で1番先にティーショットを打つ権利をもつプレーヤーのことを「オナー」という。「オーナー」と呼んでいるプレーヤーが多い
  b. ドラコン賞」が「ドラン賞」に誤用
   ティーショットがフェアウェイ内で1番遠くへ飛んだ人へ送る賞のこと。最も遠くへ飛ばせるクラブ「ドライバー」を使用することから「ドライビング コンテスト」と呼んでいる。 ではない。
  c. 「ホール」と「コース」の誤用
   ショートコース(ゴルフ場全体のコース長が短い)、ショートホール(17番ショートホールなど)の区別をできる人でも、”ティーグラウンドでこのホールは容易しい!”と云うと”コースと言うんだろう?”と訂正する人が意外に多い。
   「ホール」にはもともと狭義の「ホール」と呼ばれるグリーン上のカップの「」を指す意味がある。 目標のピン、カップが見えるとそれが本来(狭義)の「ホール」が頭に浮かんで広義の「ホール」がかき消されるためか?
   更に、広義の「ホール」そのものが狭義の「コース」の意味をもっており、通常の18ホール全体を広義の「コース」と解される。 ゴルフ用語の難解さから誤用が生じている?