くーす 情報 あれこれ  JOJO Vol 06
     
6. 古酒北谷長老」が、「まぼろし」になる?  
    私と「北谷長老」の出逢いは平成5年12月であるので、約14年になる。  
    北谷町のある先輩から企業サークル仲間の会食に手土産として持ち込まれた。 13年古酒43度の「1升ビン詰め」である。 当時から「幻の銘酒」と言われていたらしいが、「ブランデー派」の私にとって泡盛の銘柄など興味もないし知る由もないことであった。 ましてや「クース」なんて酒臭さが少なくなった「新酒」に対して、<鈍くさい、古くさい>の悪いイメージがあった。  
    ウィスキーの「オールドパー」からストレートで味わい始めてブランデーの「ヘネシーvsop]を嗜んでいる頃であるが、この「チョーロー」をちょっと味わった時から、このブランデーにも劣らぬ風味のあるコクまろやかな味わいなんと云えない芳香、、、たちまち「ちょうろう派」に換わったのである。  
    それから、14年間、居酒屋、スナック、はたまたパーティーへのマイボトルは「長老43゜」である。  が、「大事件」が発生した。
    うわさは本当だった。 平成19年3月1日をもって、「北谷長老酒造(株)」が解散した。 個人で酒造工場を継続するのだろうか? いまのところは在庫もあるだろうが、やがて品切れ? ほんとうに「まぼろし」になる? 買いあさりした方がお得?